秀808の平凡日誌

ジョーク集その６７

第６７話　紅い疾風ｖ赤い巨星


　騎士よ、ワシは今悩んでおる。

　どうしたのですかな？抜け毛にでも悩まされているとでも？

　抜け毛でわないっ！ワシはこう見えてもまだ４０台！ピチピチの中高年だ！

　ピチピチというわけでもなさそうですけど


　ムキーッ！！貴様等ワシをからかっておるのか！？

　（ええ、その通りでございますよ、閣下）からかうなどとは滅相も無い、それよりも閣下の悩みとはなんなのです？

　以前ＧＦに行かせたハノブ高台のオーガ達の残党が、ここより北側の洞窟にて徒党を組んでいるらしいのじゃよ。どうにかできんかのう

　（たかが小物の貴族がそんなことを考えて、王にでもなったつもりなのか）ふむ、北にはオーガ達の住処が在ります、そこに潜んでいる可能性もありますな


　うむ、うむ。そこで、歴戦の勇士であるお前にそやつらの制圧を任せようと思うのじゃが、行ってくれんかの？褒美は…３０００万ゴールドでどうじゃ？

　（３０００マンか…これを逃す手はないな）はっ、このブルンの紅い疾風、喜んでそやつらの制圧に向かいましょう。













　…とはいったものの、いかんせん兵力が足りないからな、募集で多少兵力を増強するとしよう。


　大変ですねぇ、回復役とか集めるのに大変じゃないですか？

　ああ、回復役なら目の前にちょうどいいのがいるではないか。


　えー！僕も連れて行かれるんですか！？

　つべこべいうな、どうせ暇だろう…お？結構人数が集まってきたようだな









　よくぞ集まった！勇敢なる勇士達よ！

　なんか反乱起こす人みたいですね

　へへ、俺達が勇敢な勇士だってよ


　そういわれると、なんかやる気でちゃうよね～

　ふっ！オーガなんて俺がみんなぶっとばしてやるぜっ！

　…まぁみんなやる気でてるみたいだから大丈夫かな？

　ふむ、支援ウィザード様がいないのがちょっと気がかりだが…支障はないだろう。出発だ！

　おー！

　（大丈夫かな…
















オーガ巣窟Ｂ２

　ふがぁ～、見張りなんて何もこんな暇な仕事はやってられんウガ～

　見張りをサボルとは、貴様それでも戦士か

　ウガッ！？人間がこんなにたくさん何をしにきた！？


　一般兵士である貴様に話したところで理解などできん、全軍突撃っ！


　突撃隣の晩御飯！！うおおおー！！


　ウギャー！　にっ人間が攻めてきたー！










　なんだか騒がしいな、なんだこの騒ぎは？


　たっ大変です！人間が攻めてきましたウガッ！

　何！？まさか逃れてきた同族を狙って………ええい、シャア大佐に報告しろ！！

　サーイエッサー！












　ま、参りましたウガ…

　よし、Ｂ２は制圧した。次は王宮に攻め込むぞ。



　サーイエッサー！！

　さて、スノウ、進軍する前に言っておきたいことがある。

　はい？なんでしょうか？

　俺はここから別行動を取ろうと思う、前面の指揮はお前に任せた

　えっ？それは別にいいですが別行動とは何を？

　あれだ、私は奇襲をかける。突然の進軍の上奇襲とは、相手はさぞかし大混乱だ

　あぁ、なるほど…わかりました、お気をつけて

　よし、全軍再出撃だ！！













　そらぁぁ堕ちろ！！ダブルスローイングッ！！（ババッ


　ギャアッ！！

　こんなとこまで人間は攻め込んできたか！！


　喰らえっ！ハリケーンショック！！

　ふん！そんななまくら斧で、この俺に攻撃が通用すると思うな！お返しだっ！（ボカッ

　うぎゃっ！


　あぁっ！戦士さんが危ないっ！

　ファーストエイドッ！（きらーん


　うおっ！傷がふさがったぜ！


　応急処置だからあまり動くと傷口が開くよ


　いででででででっ！！

　第５御廷隊、到着しましたウガッ！

　よし、奴等を囲い込め！戦場は数で勝利が決まるっ！













　ふん、スノウ達が持ちこたえている間に、さっさと頭を叩くとしようか

　そこまでだっ！エルフ暗殺部隊、参上っ！


　なんだと？小ざかしい！サザンクロス！！


　ふん、防御力が極めて高い我等にそんな攻撃など効かん！


　ならば…これでどうだっ！



　ぐぶはっ！魔法攻撃とは想定しておらんだわー！


　物理防御ばかり上げたのが仇となったな、スタンされては自慢のブロックも役に立つまい。パラレルスティングッ！！

　ぐわー！











　ふむ？ここが王宮の最奥部か？

　その通り、ここが君の墓場となるのだ


　赤いオーガ…まさか貴様、赤い巨星　オガ・アズナブル！？


　できればシャア・アズナブルとよんで欲しかった

　知らない人もこれを読んでいるかもしれないからな、そのためだ

　それはいいとして…君はブルンの紅い疾風、ではなかったかな？


　ほう、私の名前はモンスター達にも広まっているのか


　うむ、年下好きのロリコン騎士として有名だ

　ロリコンじゃないっ！

　ふふふ、こんな所に一人できた己の運命を呪うがいい

　相手がオーガなら人間じゃないんだ、俺はオーガを叩く…徹底的になっ！

　ふ、そう言ってられるのも今のうちだ、喰らえっ！

　ぐあっ！…この程度のダメージなら、まだやれる！

　ばかな、直撃のはずだ


　いくら貴様が３倍だろうと、敏捷まで３倍じゃないはずだ！俺でもやれるっ！




　バカな、この私が押されているだと！？

　覚悟しろ！シャア！

　うわー！

　シャ、シャア大佐がやられた！？こ、降参しますから命だけわぁ～～～…

　ふっ、随分と諦めが早いな。よし、全軍帰還するぞ！我等の勝利だ！


　いやったぁーーーーー！！！














　あれ？今回僕出番少なめ？